2010年11月15日月曜日

『海の森』プロジェクト

建築家 安藤忠雄さんを筆頭に、東京湾のゴミの埋立地に
苗木約48万本を植樹にするという、『海の森』プロジェクト。

東京湾のお台場には、前世紀の大量生産、大量消費型の社会が残したゴミと残土が、
30メートルも積み上げられていた。
およそ100ヘクタール、ゴルフ場ひとつ分(18ホール)にも及ぶゴミ埋め立て地が
あるそうだ。
それを、市民から一口1,000円ずつの寄付を50万人募り、このゴミの山を緑化し、
海に浮かぶ美しい森に再生することを目指している。

東京の都心部に位置するおよそ100ヘクタールある明治神宮。
ここは、明治天皇が崩御されたとき、全国からの献木と当時の若者のボランティアによって、
人工の森が実現された。

ここには、自然と上手に付き合ってきた日本人の知恵と技術が集められていて、
この明治神宮の『森づくり』の発想こそが、『平成の森づくり』の発端となり、
『海の森』プロジェクトは始まった。

現在では、34万人にあたる募金が集まっているそうで、
毎年春、秋には、ボランティアを募り植樹を行っているという。

『海の森』プロジェクトは、行政に頼るだけではなく、市民の志によって自分たちの街づくりを積極的に行うことにより、それは得てして環境問題に対する解決に向けてのひとつのヒントを示唆することにもつながるのではないかと解く。

次の世代の子どもたちの未来を見つめると、こうした取り組みは、
日本国内のみならず、世界においても、夢と希望の架け橋につながるのではないだろうか?

『海の森』プロジェクト
http://www.uminomori.metro.tokyo.jp/index.html

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